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inquiring futures #2「自律する組織を問い直す」

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シリーズ第2回のテーマは、「自律する組織を問い直す」。

働き方の多様化、知識労働の比重の増大、変化への応答速度。人と仕事をめぐる前提条件が、この十数年でも書き換わってきました。それに連動するように、組織のかたちにも揺らぎが生まれています。

指揮と統制を軸にした従来の組織観だけでは、現場で起きていることを受けとめきれない。そうした感覚を共有する経営者や実践者が、ひとつの方向として参照しはじめたのが、ティール組織やソース原理など「自律」を軸に据えた組織のあり方でした。

書籍を介して概念が広がり、海外の議論が紹介され、国内でも実践が積み上がってきました。語られる言葉は増え、参照できる前例も増えています。

一方で、語られ方が広がるほど、その内実が薄まっていくような気配もあります。他社の例を形だけ真似ても、組織の文化としては根づかない。理念だけが先行して現場が疲弊することもある。あるいは、「自律」という言葉そのものが、心地の良い理想として消費されていく。

自律型組織という注目を集めた概念が一巡しつつある今、ふたたび足場を確かめておきたい時期にさしかかっているように思います。

改めて、自律する組織とは、そもそもどのような営みなのか。誰のための、何のためのものなのか。どのように構築し、どのように運営していくものなのか。答えのカタログから選び取るのではなく、自分の言葉で輪郭を引き直していくこと。今回は、その問い直しの時間を持ちたいと思います。

そして、近年組織のあり方、働き方を揺さぶる新たな変数が生まれています。AIです。生成AIやAIエージェントが業務の一部を担い、判断や創造の領域にまで踏み込むようになってきました。組織を構成する主体は、もはや人間だけではなくなりつつあります。「自律」という言葉が指し示す射程も、揺れ動いている。AIと並走する組織はどのように設計されるのか。自律する組織の議論は、その地平でどう更新されていくのか。これからの展望としても、話してみたいテーマです。

ゲストには、お二人をお迎えします。

自律分散型組織をめぐる国内外の議論と実践に長く関わり、多くの組織を観察し、新しい組織運営を目指す企業のサポートを手掛ける、株式会社令三社代表取締役の山田裕嗣さん。

そして、ツクルバの共同創業を経て、「意志を起点にキャリアと組織を再設計する」をテーマに株式会社ウィルネクスト代表取締役を務める他、Ba&Co株式会社の代表取締役会長も務める中村真広さん。

国内外の様々な組織を横断的に見立てる視座と、自らの手で組織を立ち上げ、降り、また立ち上げてきた視座。お二人の対話を起点に、参加者一人ひとりが自分の現場の問いを持ち寄り、ともに考える時間にしたいと思います。


ゲスト

山田裕嗣さん(株式会社令三社・代表取締役)

人材育成・組織開発を支援する株式会社セルムに入社。株式会社サイカの代表取締役COO、株式会社ABEJAの人事責任者などを務める。2018年には次世代の組織の在り方を探究するコミュニティとして、一般社団法人自然経営研究会を設立。2021年に株式会社令三社を設立し、自律分散型組織などに関する国内外の有識者との議論や、実践企業のサポートを手掛けている。

中村真広さん(株式会社ウィルネクスト・代表取締役)

1984年千葉県生まれ。東京工業大学大学院建築学専攻修了。株式会社ツクルバを共同創業し、東証グロース市場への上場を果たす。その後、取締役を退任し、神奈川県相模原市藤野へ拠点を移す。現在は、KOUとLUFの統合により誕生した株式会社ウィルネクストの代表取締役として、「Will(意志)」を起点にキャリアと組織を再設計する事業を展開。ツクルバから一事業を継承したBa&Co株式会社の代表取締役会長も務めるほか、虫村(BUGSON)を起点に地域の場づくりを行い、新しい地域と経済のあり方を探求している。

こんな方におすすめ

  • 自社の組織のあり方を問い直したい経営者、経営幹部、組織開発担当者の方

  • ティール組織、ソース原理、セルフマネジメント、自律分散型組織などの概念に触れ、自社の文脈への接続に課題を感じている実践者の方

  • 会社という枠組みを超えて、地域やコミュニティで新しい組織と経済のかたちを模索している方

  • 「意志」や「自律」を起点に、自分のキャリアや働き方を再設計しようとしている方

  • AIと並走する組織や働き方を、これから設計していく必要を感じている方

会場での対話について

話題提供を受けて、参加者のみなさんから問いや実践を持ち寄っていただき、ホストとともに対話を進めます。現場で抱えているもやもや、聞いてみたいこと、別の角度からの仮説など、自由に持ち込んでください。

イベント概要

  • 日時:2026年6月25日(木)19:00〜21:30(開場 18:30)

  • 会場:HOME WORK VILLAGE 209教室

  • 参加費:2000円

プログラム

19:00〜19:10 オープニング
19:10〜19:50 ゲストトーク
19:50〜20:00 休憩
20:00〜20:50 会場対話:問いを持ち寄り、ともに考える 20:50〜21:00 クロージング
21:00〜21:30 交流

inquiring futuresとは

「どうしたら未来は良くなるのか?」

この問いに向き合い続けてきたinquire.jpによる、新たにサロン型イベントシリーズ「inquiring futures」。さまざまな領域の実践者を招き、まだかたちになっていない未来の兆しを、対話のなかから浮かび上がらせる場です。ビジネス、テクノロジー、カルチャー、地域——あらゆる領域で、「昨日より今日をほんの少し良くしよう」とする挑戦が同時多発的に生まれている今。それぞれの挑戦は、それぞれの問いを起点に、それぞれの未来を描いています。

inquiring futuresは、そうした実践者たちの「問い」と「未来の構想」に耳を傾け、領域を越えた対話を通じて、まだ言語化されていない可能性を探ります。

Location
Home/Work Village
2-chōme-4-5 Ikejiri, Setagaya City, Tokyo 154-0001, Japan
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