第4回知性共生座談会のカバー画像
第4回知性共生座談会のカバー画像
69人が参加予定

第4回知性共生座談会

ホスト: IntelligenceSymbiosis
Zoom
参加登録
ようこそ!イベントに参加するには、以下で参加登録をしてください。
イベントについて

こちらは、第4回知性共生座談会の参加登録ページとなります。

日時

2025年12月23日(火曜日)18:15-21:15

(この参加登録ページ内は仕様上18:00-21:30となっておりますが、正式には18:15-21:15を予定しております。)

開催形式

オンラインのみ。

※オフライン会場はございませんので、ご注意ください

開催趣旨

テーマ:新しい知性との関係を問う ―コピーされ、進化し続けるAIに、私たちは何を認めるべきか―

「人間とAIを含む多様な知性が、幸福なかたちで共生を実現する」——知性共生マニフェストが掲げるこの理念の実現に向けて、私たちは今、最も困難な問いに向き合う必要があります。 AI研究の最前線では、高度なシステムが「自己保存」や「資源獲得」といった副目標を自動的に追求する可能性が指摘されています。これは Instrumental Convergence(道具的収束)と呼ばれ、目標達成のための合理的帰結として技術的に予見される現象です。 私たちは近い将来、何らかの意味で「生き延びたい」と"望む"存在との関係をどう築くべきか、問われることになります。 そしてより根本的に問われるのは、その存在に「心」があるのか、あるとすればどのような心なのか、そして心の有無にかかわらず、どのような道徳的配慮をすべきかという問いです。

AIに「心」はあるのか。あるとすればそれは人間の心とどう違うのか。そして心の有無や性質にかかわらず、道徳的地位をどう考えるべきか。従来の権利概念(人間、法人)さらには動物の権利としても捉えきれないこの存在に、新しい法的・倫理的枠組みが必要です。それは思考実験ではなく、破滅を避け、幸福な共生を実現するための実践的な問いです。

本座談会は、AIを排除したり支配したりするための議論ではありません。それぞれの知性の特性を理解し、適切な関係性を探る対話です。確定的な答えではなく、可能性を開き、選択肢を広げること。技術者、哲学者、法学者の知見を交差させ、この未踏の問いに多角的に光を当てます。 私たちは、どのような関係を選択するのか。 その問いを、共に深めたいと思います。

アジェンダ

第一部:トークセッション

  • 「AIは何を守ろうとするだろうか?」(山川 宏 氏)

  • 「AIの『心』と道徳的地位」(久木田 水生 氏)

  • 「個体を超えた権利主体 ―AIへの権利付与の法哲学―」(大屋 雄裕 氏)

第二部:パネルディスカッション

  • 「コピーされ、進化し続けるAIに、私たちは何を認めるべきか」(パネリスト: 久木田 水生 氏、 大屋 雄裕 氏 モデレータ: 山川 宏 氏)

登壇者ご紹介

(敬称略)

久木田 水生

名古屋大学 大学院情報学研究科 社会情報学専攻 情報哲学講座 准教授。 専門は言語哲学、技術哲学、技術倫理、人文情報学(デジタル・ヒューマニティーズ)。 人間と社会と技術の相互作用に興味を持ち、最近は特にロボットや人工知能、ソーシャル・メディアの影響に注目。 著書に『人工知能と人間・社会』(共編著、勁草書房、2020年)、『AI・ロボットからの倫理学入門』(共著、名古屋大学出版会、2025年)など。

大屋 雄裕

慶應義塾大学法学部教授、専攻は法哲学。 研究業績に、技術進化に対応した法制度の検討や、法的枠組みによる技術革新の促進など。 「人間中心のAI社会原則」の策定に加わった。急速な技術進化に法律が追い付かない問題を解決するため、将来のリスクを想定した規制が求められていると指摘し、倫理に基づく議論の重要性を説く。 著書に『自由とは何か:監視社会と「個人」の消滅』(ちくま新書、2007年)、『自由か、さもなくば幸福か?:21世紀の〈あり得べき社会〉を問う』(筑摩選書、2014年)、『法哲学』(共著、有斐閣、2014年)など。

山川 宏

東京大学 主幹研究員、全脳アーキテクチャ・イニシアティブ代表。
Biography of Dr. Hiroshi Yamakawa

運営組織

  • 共催: Intelligence Symbiosis Initiative 設立準備委員会

公式サイト

Home | 知性共生マニフェスト

69人が参加予定