IPOを成功に導くIR戦略 ― 上場前夜から上場後の実践ノウハウ
■ About|概要
近年、スタートアップの上場へのハードルは高まっています。特に、時価総額100億円以上での上場を目指す「100億円の壁」が顕在化するなど、企業価値をいかに高めていくかが問われています。しかし、上場はゴールではなく、その後の株価形成や企業価値向上には、投資家とのコミュニケーションを円滑に行うIR活動が不可欠です。
本セミナーでは、上場準備期間から上場後にかけて直面するIRの課題に焦点を当て、実践的なノウハウを提供します。投資家目線でのIRの重要性を理解し、効果的なIR戦略を構築するための具体的なステップを学ぶことで、参加企業のIPO成功と持続的な成長を支援することを目的とします。
上場前夜のIR準備:投資家との信頼関係を築く
なぜ上場前からIRは必要なのか?
投資家が評価するポイントとIR資料の作り方
IPOロードショーの成功事例と失敗事例
上場準備期間に押さえておくべき法的・制度的留意点
上場後:IRは新たなスタートライン
上場後1年のIR戦略:株主構成とIR体制の構築
決算発表とIR活動のリアル
ネガティブな情報開示の際のコミュニケーション術
アナリスト・機関投資家との関係構築
■ Date|開催日
2025年10月21日(火)
開場:18:30
開始:19:00
終了:21:00
■ Eligible Participants|参加対象者
上場を目指すスタートアップ・ベンチャー企業の経営者、CFO、IPO担当者
IR部門の立ち上げ・強化に関心のある担当者
ベンチャーキャピタル、金融機関の関係者
■ Participant Limit|定員
50名
■Introduction of Speakers|登壇者紹介
八木 智昭 氏
株式会社タイミー 取締役CFO
2008年に新卒で入行した三菱UFJ銀行において、商銀・信託・証券等のグループ総合取引やストラクチャードファイナンス、シンジケートローン等を中心とした法人営業業務に6年超従事。その後、三菱UFJモルガン・スタンレー証券の投資銀行本部にてテクノロジー/インターネット/ソフトウェア/フィンテック業界における上場・非上場企業のIPO、M&A、Debt Financeを中心とする投資銀行業務に従事。SaaSベンチャー(アペルザ)で1年弱ほど、事業推進、ファイナンスを主導した後、2020年にタイミーに参画。2021年にはシリーズDラウンドで海外機関投資家等から総額53億円の資金調達、2022年にはセカンダリー取引で海外機関投資家の資本参画や総額183億円のDebt調達を主導、2023年にも総額130億円のDebt調達を主導。2024年7月にはグローバルオファリングでのIPOを主導・実現し現在に至る。
齋藤 剛 氏
株式会社WARC 取締役CFO
1999年から15年にわたり大和証券JPモルガン等でセルサイドアナリスト(担当:中小型、TMT)に従事。直近はクレディスイスに在籍。 途中、AXAインベストメントでポートフォリオマネージャーも経験。
2011年~2016年、株式会社スタートトゥデイ(現ZOZO)経営管理本部長として東証一部(現:東証プライム)上場に対応。時価総額は在籍期間で20倍に成長。
2023年4月よりWARC入社。CFOとしてコーポレート領域を統括しつつ、資本市場での主要プレーヤーであるセルサイド、バイサイド、事業会社での経験を有する稀有な存在として、クライアントの企業価値拡大にも努める。2024年8月取締役CFOに就任。
中辻 仁 氏
マジリス株式会社 代表取締役CEO
2006年にEYに参画し、会計監査、財務デューデリジェンスなどのM&A業務に従事。 その後、大阪ガス株式会社では、ガス・油田のM&Aや在外子会社の管理を担当。2016年より同社子会社のJacobi Carbons(イギリス)に出向し、決算、ファイナンス、M&A推進、事業管理などの業務に従事。帰国後は、スタートアップ2社(Baseconnect株式会社、株式会社レスタス)にジョインし、IPO業務、VCや銀行調達の業務、事業開発に従事。64億円の資金調達を達成(1社目:10億円、2社目:54億円)。2023年7月にスタートアップと海外案件の支援を中心としたマジリス株式会社を設立し、代表取締役CEOに就任。